私は3Dプリンターを趣味にしてから、3DCADを使うようになりました。
最初はネット上のデータをプリントするだけでしたが、それでは飽きたらず様々なものを自分用に作ってみたいと思うようになりました。
そこで最初に手を出したのがAutoDesk社が提供している Fusion です。
この3DCADは、個人使用の場合は無料で使え、機能が豊富で扱いやすく趣味で使うには十分なものでした。
私は Fusion でいろいろなモノを設計しては印刷して趣味を謳歌していました。
ところが、人間というのは欲深いもので…いろいろと作れるようになるとそれを人に売ってみたくなるんですね。
承認欲求を満たしつつ小銭も稼げてしまう、いや〜なんとも欲深い限りです(笑)
しかし、世の中うまくできているもので、そんな私の考えを見透かしたように神からこのようなお告げがきたのです。

残念じゃが、個人用は商用利用不可じゃ



ですが、神よ私はこれまで Fusion でたくさんの物を作ってきました。
なんとかなりませんか。
解決する方法は一つだけです。それは使用料を納めるということでした。
Fusionの使用料





WOW !
ということで、私は FreeCAD王 になることを堅く誓ったのです。
このブログは、あなたと私が FreeCAD を極めていく過程を記した物語なのです。
それでは茶番はここまでにして、さっそく FreeCAD をインストールして使ってみましょう。
インストール
以下のリンクより公式サイトにアクセスして、自分のプラットフォームにあったファイルをダウンロードしてインストールしてください。
FreeCADを使ってみる
最初は何をしているのか分からないと思いますが、実践あるのみということで、とりあえず手順どおりに立方体を作ってみましょう。
下の画面が表示されたら Language から「日本語」を選択します。


画面が日本語に切り替わったら「終了」をクリックします。


順番どおりにクリックします。


丸で囲ったアイコン(新規スケッチを作成)をクリックします。


スケッチを描く平面を選択します。


丸で囲ったアイコン(長方形を作成)をクリックします。


順番通りに操作をして最後に [Enter]キー を押すか適当な場所を クリック します。


正方形が描けたら「閉じる」をクリックするか、[Esc]キー を押します。


丸で囲ったアイコン(パッド)をクリックします。


長さに「30.00mm」を入力して、「OK」をクリックします。


これで立方体の完成です。お疲れ様でした。簡単だったでしょ?


丸で囲ったアイコン(保存)をクリックして好きな場所に保存してください。
おまけ
今回作成した立方体を3Dプリンターで印刷したい場合は、以下の手順を行ってください。
立方体をクリックしてフォーカスした後に以下の手順で3Dプリンターが認識できるファイル形式(STL)でエクスポートします。


エクスポートしたSTLファイルをスライスソフトでGコードファイルに変換して印刷します。




自分で設計したものが形になって現れるってスゴいですよね。
次回は、FreeCAD を使いやすくするために初期設定を変更する方法について解説します。では!